両親への手紙が気にかかりすぎ
演出が終り、いよいよ料理が運ばれ試食会が始まった。いきなりメインを一口食べてみたけど、うーんいまいち美味しくない。
こりゃ駄目だ、ゲストもガッカリしちゃう。試食のあとはまた担当者と話し合いになる。両親への手紙をやる事に決まったんは、こいつが原因と言える。
だから私はちょっと不機嫌な表情になってたと思う。相方も私の変化に気づいたらしく、両親への手紙が気にかかる?と聞いてきた。
よく気づきました。そうなんです、それが相当引っかかってるんです。やりたくありません?うん、本も読んだんだけど、私には両親への手紙は向かないと思う。
色々考えたんだけど、どうしても浮かばないし恥ずかしくて無理。そうか分かったよ、じゃあ俺だけやってみるよ。
そんな風に言われると悲しくなるから、私も一緒に頑張ってみるよ。結局、私も両親への手紙を読み上げる事になった。
決まったからには全力で考え、普段言えない思いを伝えようと思う。思い切りやぞー!